多賀城駅で降りたら、静かに飲める夜が待っている

―― 駅から歩いて行ける、地元の“よりみち居酒屋”
多賀城に来る人は、政庁跡や図書館が目的という方が多いかもしれません。 でも、夜の多賀城駅周辺(JR仙石線)には、観光地のような派手さはない代わりに、静かにお酒が楽しめる場所がいくつかあります。
駅を出て、ほんの少しだけ足を伸ばしてみる。 地元の人たちが通う居酒屋や、気軽に一杯飲めるカウンターのある店が、控えめな看板とあたたかい灯りで迎えてくれます。
多賀城駅から歩ける、静かな飲み処たち
焼き鳥の香ばしさと会話が弾む「多幸」
焼き鳥と串焼きを中心にした「多幸」は、地元の人がふらりと立ち寄る人気店。 カウンター席の近くでは、炭火で焼かれる音と香りが食欲をそそります。 一人でさくっと飲むにも、誰かと語らうにも“ちょうどいい距離感”のある店です。
※「多幸」は多賀城駅の南側エリアにあります。
日本ワインと創作料理の「SANS SOUCI(サンスーシィ)」
多賀城駅から徒歩数分、白い外観が印象的なワインバル「SANS SOUCI(サンスーシィ)」。 店内はシンプルで洗練されており、カウンター越しに店主と静かに会話を楽しむ常連客の姿もちらほら。 国産ワインを中心に、季節野菜を使った小皿料理やおつまみが充実しており、一杯だけでも心地よく過ごせるお店です。
※「SANS SOUCI」も多賀城駅南側に位置し、散歩がてら立ち寄れる立地です。
図書館の灯りの先にある、うどん屋のもう一つの顔
図書館に併設されている 「瀧さわ家 多賀城店」 も、夜は居酒屋として営業しています。

多賀城市立図書館の一階に併設されており、駅から徒歩3分という立地。多賀城店の夜は、昼のうどんメニューとはまったく違う顔を見せてくれます。居酒屋スタイルに切り替わり、料理のラインナップもガラッと変わるのです。
「うどん屋で飲めるの?」と驚かれる方もいますが、実は夜にふらっと訪れる常連さんが多いのです。
ミシュランにも選ばれた本店の味を引き継ぎ、夜の時間帯にはその出汁を活かした料理はもちろん、旬の鮮魚を使った刺身や、季節の野菜を揚げた天ぷらが人気。 特に日本酒のラインナップは多賀城エリアでも随一で、日本酒に合う肴が豊富に揃っており、料理とのペアリングを楽しむお客様も多く見られます。
はじめての方には、“お通し”として選べる茶碗蒸しがおすすめ。

注文時に「要・不要」を選べるスタイルで、これが実は “ハマる人続出” の隠れた名物。出汁の香りと旨味が格別です。ひと皿ごとの量は控えめなものから、しっかり満足感のあるメニューまで揃っており、“軽く一杯”も“しっかり晩ごはん”も叶う夜にぴったりです。 カウンター席もあるため、一人でふらりと立ち寄る方にも心地よい距離感。
※「瀧さわ家」は多賀城駅の北側エリアにあります。図書館の隣に位置し、読書帰りの一杯にもぴったりです。
図書館帰りにも、仕事帰りにも。 店内のあたたかな照明と出汁の香りが、きっと心をほどいてくれるはずです。
多賀城の夜は、大人の余白が似合う
多賀城駅は決して大きな駅ではありません。 でも、だからこそ生まれる「ちょうどいい距離感」と「大人の余白」があると、私たちは感じています。
まちの喧騒を抜けて、静かな夜をすごしたいとき。 多賀城駅で、降りてみませんか?
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